朝夕の足もとが冷えるシーズンがとうとうやってきてしまいました。
こんな時期にはやはりロングタイツ! (こんな時期じゃなくても使ってますが!)
このスタビライクスモデルロングタイツ(以下スタビライクス)は長時間の負担がひざや腰にかかる運動に対応したタイツ。CW-X独自のテーピング理論を応用し、ひざ腰の安定性を高め、ブレを軽減してくれるタイツです。さらに段階着圧機能による疲労の軽減効果、筋肉の揺れを抑えてくれる効果もあり、聞いただけでランナーは使ってみたくなる高機能アイテムなんです。
BG 8000EX |
はいたときの違い
(脚全体)
まず、二着をはき比べてみて大きく違うのは着圧でした。スタビライクスは脚全体にかかる着圧が柔らかいため、きつい締め付けが嫌いな方はこちらの方がおすすめです。また、着圧がそれほど強くないのもあってか、太もも前面やお尻の伸びが非常によく感ます。脚の動かしやすさを重視するランナーはスタビライクスがおすすめです。
BG 8000EXは、はいた瞬間に脚の周りに筋肉の層をまとったかのようなしっかりとした着圧がかかります。はいた状態では腰から足首までがピンと一本の軸が通ったような、脚がまっすぐに伸びた状態を保持する機能が高いタイツだと感じます。フルマラソンなどを走りきる筋力にまだ自信がない方、関節サポートはもちろん、筋肉のサポートを重要視する方はBG 8000EXがおすすめです。
ちなみに、僕の脚はふくらはぎがLサイズ並みのボリュームなのですが、太もも上部から腰回りがSサイズに迫るという変な体型で、中間をとったMサイズをいつも使います。
そんなわけで、2着を比較すると、スタビライクスは太ももから腰にかけての着圧が柔らかい(きつくない)という風に感じます。きつい着圧が苦手な方はこちらを選ぶといいでしょう。
BG 8000EXの方は僕の細め目の太もも・腰回りでもかなりの圧力がかかるので、走る際の筋肉のブレによる筋疲労を抑える効果はBG 8000EXの方が高いのではないかと想像します。
そんなわけで、2着を比較すると、スタビライクスは太ももから腰にかけての着圧が柔らかい(きつくない)という風に感じます。きつい着圧が苦手な方はこちらを選ぶといいでしょう。
BG 8000EX |
(肌あたり)
着用感の話でもう一点、スタビライクスは、テーピング理論に基づき配置された当て布の縫い目部分にごろつきを抑えるフラットシーム加工をしており、肌ストレスを低減。タイツに足入れした時の太ももの全面の素材の滑らかさは素晴らしいの一言。ただ、僕のような腰回りが通常のサイズより小さ目な方はこの滑らかさによってタイツのずり落ちが起こるので、腰のひもはしっかり結びましょう。
BG 8000EXはタイツ生地を、サポート機能を発揮させる部分以外は溶かすような加工をして製造しているのが特徴。これにより、軽量化を果たしているとともに、ひざ腰の関節サポート部分には当て布がなく、強めの着圧がかかるタイツながら肌ストレスを少なく感じます。
BG 8000EXはタイツ生地を、サポート機能を発揮させる部分以外は溶かすような加工をして製造しているのが特徴。これにより、軽量化を果たしているとともに、ひざ腰の関節サポート部分には当て布がなく、強めの着圧がかかるタイツながら肌ストレスを少なく感じます。
走ったときの違い
(脚の動き)
スタビライクス |
さらに、走っている時の自分の足もとを見て気が付いたのですが、僕はランニング中に足が外側を向いて着地し、蹴り足も外に流れる癖があります。いわゆるアヒル走りみたいなイメージです。それが、今回スタビライクスをはいて走っているときはちゃんと両足平行に着地して走っているではありませんか!
CW-Xの独自のテーピング理論を用いたひざのサポートラインから足首に伸びるラインがつま先の向く方向を正しくガイドしてくれているようです。これならより足の動きが効率的に地面に伝えられる気がする!
BG 8000EX |
(ひざまわり)
ひざのサポート性に関しては感覚としてはどちらもぐらつきを抑えるという点で非常に優れたものを持っていると感じました。幼いころのひざの成長痛から三段跳びでの脚の酷使、さらにはランニングを始めてからの腸脛靭帯炎と、一通りのひざ痛を経験してきている僕としてはひざの不用意なブレや負担を抑えてくれるのは心強いです。
以上、筋肉と関節のサポート機能をもった2種類のタイツを紹介しました。
それぞれに僕が感じただけでも特性の違いがあるので、どの部分に重きを置くかで商品のセレクトをしてみるといいのではないでしょうか。あるいは、メーカーごとのこだわりの違いを体験してみるのも面白いかもしれません。
ハヤブサ