2014年11月6日木曜日

匠の技とモノ作りに対して共感! M.Lab訪問レポート!

皆さんこんにちは。いよいよ11月になりフルマラソンも増えてきました。皆さんの年内のメインレースはどこを狙っていますか。僕自身はフルマラソンの予定は今のところないのですが、しっかりと練習だけはと思っています。1週間前からの風邪がようやく良くなってきて月曜日から自転車を再開しましたが、心拍数を上げるにはやっぱりランニングがいいですね。また少しずつでも身体を作っていかなくてはなりません。

さて本日は2014年7月に訪問してきた『M.Lab訪問』についてレポートします! ご存知のランナーも多いかもしれませんが、『M.Lab(ミムラボ)』とは兵庫県加古川市で職人・三村仁司氏が設立したシューズ工房です。皆さんもこの時期のレースシーズンに履いている方も多いのではないでしょうか。adidas『takumiシリーズ』を手掛けているのが、この三村氏なのです。
現在発売されている『adizero takumi Sen 2』『adizero takumi Ren 2』に関してはtakumiの名が示すように匠の技がしっかりとシューズに生かされています。その中でも重要なアッパー素材のメッシュ! その名も『Mim-Liteメッシュ2』。シューズのフィット感で重要なのはやはりアッパーですよね。耐久性を重視すれば重くなったり、硬くなったり、通気性が悪くなったりということが出てくるのですが、この『Mim-Liteメッシュ2』は伸びて止まる素材になっています。この素材の開発に1年掛かっているというからすごい
です。adidasと契約されてから『takumiシリーズ』が発売されるまでの期間も約2年ですから。納得いくまでのこだわりを理由に、現時点での最高峰を目指しているんですね。僕はシューズを作ることはできませんが、RUNNERSブランドのモノ作りをする人間として、とても刺激的な1日となりました。
takumiシリーズ Sen・Ren
今回の訪問で三村氏と直接色々なお話ができたこともとても有意義なことでしたが、もうひとつランナーにとって嬉しいことを体感してきました。それはカスタムシューズの作成です。『M.Lab(ミムラボ)』シューズ工房では三村氏の『アライメント』と呼ばれる足を見ながらの診断があります。売り場に立っているときに、たくさんの足型を見てきましたが、やはりというべきか感覚が違いました。立体での足型測定は機械的に行い、サポートの方が脚回りの可動域などを数値として測っていきます。三村氏自身は紙の上に立った状態で足型を取って、先程の可動域などの数値を見ながら計算をしていました。
アライメントは感性だと語る三村氏

当然走るフォームを見たり、動かすなどして『アライメント』が行われると思ったのですが、三村氏は紙を見ながらいきなり喋りだしたんです! しかもそのアドバイスはピンポイントでズバリ言い当てられるものでした。僕以外の方の『アライメント』を伺っているとそのポイントがより見えてきました。そのひとつには『足首の柔軟性』がありました。左右のブレは無駄な動き、前後への動きは推進力に繋がるということのようです。左右のブレが大きい場合にはテーピングでしっかりと固定してロスを軽減させます。
ちなみに僕に関しての『アライメント』『とにかく足首が硬くて駄目!』というものでした。自分自身でもウルトラマラソンの省エネ走法でほとんど蹴らずに着地の反動で推進力に変えていたので、蹴る意識がありませんでした。『速く走るには』というキーワードに関して言えば、まったく正反対の走りをしてしまっていたのです。このような僕の足(足首が硬い)にはtakumiのような前後のドロップ差(つま先と踵とのソール高低差)がすごく少ない(もしくはゼロの)シューズは無理ということで、ドロップ差がしっかりとついたシューズで蹴り出しのサポートをしてもらうことになりました。

さて、工房見学から待つこと2ヶ月。ついに到着しました! MYスペシャルシューズ! 左右の足長で0.4cmの差があるので、右足は29.0cm・左足が28.5cmで作成されています。そしてなにより足を入れた瞬間にぴったり感じたのが、シューレースを結ばなくても外れない『microFITラスト』でした! 『microFITラスト』とはジャストフィットよりもフィットした日本人向けのラストのことで、特にかかとのホールドで感じられます。まったく遊びのないこの履き心地が感じられるのは『takumiシリーズ』でも同様です! ここまでのフィット感は僕にとって衝撃的でした。これからの決戦レースに向けて是非とも『takumiシリーズ』で挑戦してみてください! ぶれの少ない(ロスの少ない)走りに近づくと思います。


最後に『M.Lab(ミムラボ)』のロゴマークに関してのプチ情報です。この一見恐竜のように見えるシンボルマークは、シューズ作成の時に使う道具のひとつで『ヤットコ』と言われるものをモチーフにしたものだそうです。いわゆるペンチ的なものですね。
カスタムシューズのみを取り扱う『M.Lab(ミムラボ)』ですから、働いている皆さんひとりひとりが職人さんという感じでした。職人たるもの道具を大事にするという意味も込められているような気がします。



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