来週末に迫ったサロマ湖100kmウルトラマラソンですが、この大会の公式スポンサーでもあるザムストから販売されている『Z-20シリーズ』を使って練習してきました！ もともと猫背ランナーの店長ケンですが、2008年以降、徐々に猫背は改善されて普段では「姿勢が良いですよね！」と言われることもしばしば。学生時代の友人に久しぶりに会うと「まだ背伸びてるの！？」と驚かれることすらあります（笑）。どれだけ猫背だったか想像できると思います。身長180cmというのも理由ですが、猫背でいると感覚的には楽。でも身体的には負担がかかっていることが多いのです。
猫背＝腰が落ちている状態だからです。それを改善しようと姿勢を維持するために出てしまいがちな悪い癖は、肩から胸を開こうとすること。肩を張ってしまうと、もはやそれは自然な姿勢ではなく、力が入ってしまっているのです。また、それによって肩凝りを誘発することも。ではどのようにして正しい姿勢にすれば良いのでしょうか？
今回は結論から先に！
『ザムストZ-20シリーズ』を着用してください（笑）！これは、着るだけで、自然と正しい姿勢になるおススメの1着です！ では、正しい姿勢とはどういったものでしょうか？ 皆さんの姿勢を拝見して色々とアドバイスすることもできますが、これが意外と難しい。ましてや、ここで言葉で書くと、余計にわかりにくい。でもしっかり読み込んでくださる方もいると思いますので、がんばって書いていきますね！
まず、立った状態で、いきなり肩や胸を開くのではなく、肩甲骨を背骨に近づけるようにしてください。感覚としては
みぞおちの辺りを前に押し出すイメージです。そのときに腹筋と背筋に意識をもっていくようにしてください。そうすれば、肩に力は入らないはずです。身体が1本の棒状になったイメージで前傾すると、自然に一歩前に出るはずです。この一歩を、倒れないように左右の脚を交互に出して、走る動作に変えていきます。この前傾動作は、骨盤を倒すイメージになります。注意したいのは前傾したときに目線まで下げてはいけません。常に下り坂を下っているような感じで、脚を回転させることが重要です。
そのときの腕の動きは『ひじを引く』だけです！ ひじで『後ろにある太鼓を叩くようなイメージ』で、引く意識を強く持ってください。このときも肩に力は入れないこと。振り子のような腕振りを、ひじを意識して行うのです。
こうして書くとなんだか難しいこの動作を、着るだけで意識できるのが『ザムストZ-20シリーズ』です！ 骨盤までのサポートラインが重要で、より体幹部分を意識できる作りになっています。また、このシャツは、ランニング時のみ、着用することをオススメします。姿勢が良くなるならば毎日でも着ていたい！ と思う方も多いですが、それでは自分自身の筋肉が付くことはありません。運動時に着用して、正しい筋肉の使い方を覚えて頂ければ、着ていないときの悪い姿勢が不自然になってきます。走りながら正しい位置に筋肉を付けるので、そのためにも着ていないときの意識が重要なのです。
そして『Z-20シリーズ』にはタイツもあるんです！ このタイツは先程書いた骨盤の前傾をスムーズにしてくれる機能があります。締め付けの苦手な方にも、キツさを感じづらいはき心地になっています。タイトルに記した『効率の良い走りを！』に関しては、腰が落ちない姿勢を維持することで、重心の近くに足を置くことができるので、着地のブレーキが掛かりにくくなることです！ 足は身体の真下に置くイメージで前には出さないようにしてみてください。すると、本当に下り坂を下っているかのように、前へ転がっていく感覚が得られます。
チェック項目としては、
①目線が下がっていないか
②肩甲骨を意識しているか
③ひじで後ろの太鼓を叩いているか
④足を真下に置いているか
これらをチェックしてみてください。
また、心拍数を比べると、大きな変化も見られるはずです。僕の場合は、猫背走りのときはキロ6分30秒ペースで、心拍数147だったのが、着用時は、キロ6分10秒前後で心拍数135まで下がったのを実感しました。良い姿勢だと遅く走るほうが腰が落ち、身体を運ぶ労力が必要ということです。重心移動をスムーズに行えれば、勝手に前に進んでいくので、次に必要なのはそのスピードに耐えられる筋肉を付けることです。速く走れるということは負担も大きくなるので、まずは短い距離から意識して走ってみてください。筋肉の疲れは大腿部だけでなく、今まで使っていなかった背筋にも現れます。脚だけで走るのではなく、上半身も使えるようになればより効率の良い走りに近づけるのです！
そうすれば、大会での写真サービスの撮影も、下を向いたしょぼくれカットにならず、さっそうと走る表情がバッチリ写るようになりますよ！
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