実際のコースはこちら! 距離にして約45km。時間は7時間40分でした。最高気温20℃で風もありましたが、時折風の通らない場所もあり、たくさん汗をかいて、登り続けることも多かったのです。しかし今回adidasの新機能『climachill』を搭載したTシャツを着たことで、頭から水を被るなどすることもなく、かなり涼しく感じて走ることができました!
今まで接触冷感の素材を使ったウエアの使用経験もありましたが、このTシャツも、生地全体がヒンヤリとするため、着用時には涼しさを感じることができました。
今回の『climachill』搭載Tシャツは走る前から生地が冷たいわけではありません。しかし人の身体で熱が溜まりやすい部分に対して、涼感を感じさせるために、Aluminium Cooling Spheres(アルミニウムクーリングスフィア)というアルミニウム製のパッチが首筋の部分から肩口にかけて使われています。
このパッチはとにかく冷たいです! 走り出す前に袖を通したところ、思わず『ヒャッ! 冷たっ!』と声を出してしまいました! 日中の気温が上がってくるこれからのシーズンにはもってこいのウエアだと感じました。
しかし、当然「いつでも冷たいの?」という疑問が湧いてきます。そのための45kmマラニックでの実走テストとなりました。『climachill』のインパクトは、アルミニウム製パッチに目が行きがちです。もちろんそれが見た目と体感のキャッチになりますからね。でも走ってみてその印象は大きく変わりました!
まずはTシャツ生地に関してです。今回着用したモデルは『climachillショートスリーブ』。ソーラーブルーS14というカラーです。このシャツの清涼感にあったカラーリングになっていると思います。ランニングのカテゴリーにはなっていないのですが、そのシルエットは結構タイトなランニングTシャツと同じカッティングになっています。これはより肌面に接触することで清涼感をアップさせる目的があると思います。45kmの道中、日陰はほとんどなく強い日差しが照りつけていました。しかし1度も頭から水を被ることなく快適な走りができたのです。というのも、これまたSubZero糸というチタンを織り込み、平たい形状に糸を作ることで接地面を広げて身体の表面から熱をしっかりと吸収させて体温を下げてくれる効果があります。
初めに『走る前から身頃の生地が冷たいわけではありません。』と記しましたが、どちらかと言えば走っていて身体がオーバーヒートするような暑さを感じないというのが正しいかと思います。
(最大斜度13%の登り坂) |
この休憩中、標高690mの和田峠は風が吹き抜け、木陰でじっとしていると、身体が冷えてしまうような状況でした。しかし今回のTシャツは速乾性にも優れているので、肌面が濡れている状態にならず、休憩20分の間にも、汗冷えは起こりませんでした。アルミニウム製のパッチに関しては、走っている間は身体の熱を奪ってくれているので冷たさは感じませんが、一度立ち止まるとスッと冷たさが伝わってきます。素材の軽さ・速乾性・清涼感の体感度合いなどどの基準を取ってもハイスペックなランニング用のTシャツに仕上がっています。今期はランニングカテゴリーの商品群には属しておりませんが、確実にランナーの方々に実感して頂ける機能性アイテムになっていると思います。
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